少し咳が出るようになったと思ったら、あれよあれよと熱が出て鼻水が出て、これは確実にコロナっぽい…と思ったのが先週の頭。熱は翌日には下がったものの、咳が止まらず、咳のし過ぎと思われる頭痛もあったので病院へ。
コロナの検査は意外にも陰性で、代わりに告げられたのが「喘息っぽい症状ですね」というもの。たくさんの薬と生まれて初めて吸入器を処方され、粛々と薬&吸入器を続ける日々です。何となく子供がなるものというイメージだった喘息に突然なったのはなぜなのか。原因を調べてみました。
●喘息とは?
まず、喘息は呼吸器系の疾患であり、気道の炎症によって引き起こされる慢性的な疾患です。喘息の主な症状には、呼吸困難、咳、息切れ、胸部の狭苦しさ、ゼーゼーといった呼吸音、白く(透明〜白色)粘り気のある痰が出やすいなどがあります。自分の場合は咳が止まらないわけですが、聴診器での診察では「呼吸音が少しヒューヒュー言ってるね」とも言われました。
●喘息とせき喘息
さて、自分の場合はヒューヒュー言っている自覚は特にないのですが、この呼吸音がヒューヒュー言うかどうかが、タイトルにあるせき喘息か喘息かを判断するひとつのポイントのようです。ヒューヒュー言う場合は喘息、言わない場合はせき喘息、という診断になる模様。
ちなみに、せき喘息を放置すると30~40%の確率で喘息の診断になるとのことなので、せき喘息は喘息の前段階と考えられそうです。今の自分は自覚がない程度に呼吸音がヒューヒュー言っているわけなので、喘息に近いところまで来ているとも考えられます。怖いので週末は拭き掃除&レイコップを行いました。
喘息の原因
そんなちょっと怖い状況なわけですが、喘息の症状は気道(気管と気管支。ちなみにこちらのサイトで初めて知りましたが、気管がいわゆるのどから降りていく部分で、気管支がそこから枝分かれした肺へのルート)で炎症が起きており、少しの刺激でも敏感に反応してしまう状態になっていることによって引き起こされます。確かに大きく息を吸うと、気管というよりは気管支の部分がぞわぞわするような感覚がありました。
喘息の原因は完全には解明されておらず、複数の要因が関与していると考えられています。主な原因として知られているのは以下の3つです。
- アレルギー反応:アレルギーを持つ方が喘息になりやすいとされており、ホコリ、花粉、ペットの毛などのアレルゲンが喘息発作を誘発する可能性があります。
- 感染症:風邪やインフルエンザなどの感染症が喘息の発作を引き起こすことがあります。
- 遺伝的要因:家系に喘息の人がいる場合、遺伝的要因によって喘息を発症するリスクが高まるとされています
自分の場合は、恐らく2の感染症(たぶん風邪)がきっかけで炎症が起きたと思われますが、元々ハウスダストや花粉のアレルギーが割と強いので、体質的なものも関係しているのかもしれません。アレルゲンきっかけで気道が刺激されることもありそう。
喘息を直す方法
喘息の治療方法には以下のようなアプローチがあります。
- 吸入薬の使用:喘息の症状を抑えるために吸入ステロイド薬や気管支拡張薬が使われます。これらの薬は気道の炎症を抑え、気道を拡張して呼吸を楽にします。
- アレルギー対策:アレルゲンを避けることや清潔な環境を保つことが重要です。家庭内でのホコリやカビの対策、ペットの飼育環境の管理などが含まれます。
- 健康的な生活習慣:喘息を悪化させる要因として喫煙、ストレス、不規則な生活リズムなどがあります。喘息患者は適度な運動やバランスの取れた食事、十分な睡眠などの健康的な生活習慣を心がけることが重要です。
今回もらった大量の薬の中には、吸入器のほかにアレルギー反応を抑えるものが含まれていました。実際少しずつ回復に向かっている感じはします。初めての吸入はちょっとドキドキしましたが、ほんのりと粉薬を吸ってる感覚があるだけで、特に薬を飲む辛さとかはありませんでした。あと吸入した直後は結構露骨に楽になる感じもあったので、吸入おそるべしと思っています。
ということで、悪化しないように、しばらくは刺激のない生活を送ろうと思うのでした。
参照URL
- https://health.eonet.jp/prevention/zennsoku.html
- https://kenko.sawai.co.jp/prevention/201712.html
- https://www.erca.go.jp/yobou/zensoku/basic/adult/case/check.html
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