すっかり夏到来の模様で、本日は静岡県で40℃が記録されたとのこと。何とも恐ろしい暑さがまたやってきているわけですが、昨日7/6は二十四節気の「小暑」でした。「どこが『小』なんだ」と思わずにいられない暑さですが、いい機会なので二十四節気と小暑について調べてみました。
太陽の黄経と季節の移り変わり
二十四節気とは、太陽の黄経が特定の度数に到達する時期を24等分したものです。太陽は地球の周りを一年かけて約360度進みますが、この動きを24の節目に分けたものが二十四節気です。それぞれの節気は、約15度ごとに設定されており、春分や夏至、秋分、冬至などがその代表例です。
何となく陰陽五行的なスピリチュアルなものをイメージしていたのですが、そうではなくどちらかというと土着の思想でした。夏至は1年で1番日が長くなる時期なわけですし、人間が自然を観察する中で育まれてきた考え方と言えそうです。
小暑 – 「暑さが増してくる」微妙な季節
小暑(しょうしょ)は、立春から数えて11番目の節気です。太陽が黄経120度の位置に到達する時期であり、毎年7月7日ごろに訪れます。「暦物の上では夏の始まり」とされる小暑の頃には、気温が上昇し、暑さを感じる日が増えます。特に日中の日差しが強くなり、紫外線対策や熱中症予防が重要となります。また、農作物もこの時期から夏に向けて成長を始め、夏野菜や果物の収穫が始まることもあります。人々は暑さへの対策や季節の変化に備えて、生活リズムを調整していきます。
温暖化の進行によってこの暑さの増し方の度合いが大きくなってきているので、今や「小暑」という言葉とは似つかわしくない暑さになっているわけですが、日差しが強まったり、生活リズムの調整が必要になったりすることに変わりはありません。先週自分も体調を崩したわけですが、勤務先でも体調不良が続出していました。。。
小暑から大暑へ
小暑の次に訪れる二十四節気は「大暑(たいしょ)」です。大暑は、太陽が黄経135度の位置に到達する時期であり、暦の上では夏の中頃を表します。暑さが一段と厳しくなり、熱中症などの健康管理が重要となる時期です。冷房や適切な水分補給など暑さ対策をしっかりと行うことが求められます。
そう、今も暑いけど、本格的な暑さはここから。でも一方で、大暑の頃には少し体も暑さに慣れてきて、暑いなりに対応できるようになる感覚があります。単純に自分が暑さに強く、寒さに弱い体質だからかもしれませんが…
まとめ
ということで、二十四節気は、太陽の黄経を基準に年間を24の節目に分けた季節の移り変わりを示す概念のことで、スピリチュアルなものではなく、どちらかというと生活に根付いた考え方でした。また、小暑は、暑さが増してくる微妙な時期を表し、大暑へ移行することで、ますます暑さが厳しくなる季節へと移り変わっていきます。
いかんせん室内にこもりがちで、気付くと時間がどんどん過ぎていってしまうことが多いので、こんな風に二十四節気に注目しながら、季節感を先取っていきたいと思います。2週間後には大暑が来ると思うと、その前にいろいろやっておかねば、でも、無理するとたいしょにやられてしまうのでほどほどに、なんていう気持ちになってきます。さあ来い、大暑。ほどほどに。
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